ヘリコプターという名称。ほとんどの人は「ヘリ」+「コプター」だと思っているでしょうが、正しくは「ヘリコ」+「プター」なんだそうです。ラテン語由来の言葉で、「ヘリコ」は螺旋、「プター」は翼を意味します。ドラえもんのタケコプターもタケプターのほうがふさわしいのかもしれませんが、今さら変えられても困りますね。
コーヒー豆のブランド名であり、アフリカ大陸最高峰の山・「キリマンジャロ」は、スワヒリ語で「山」を意味する「kilima」と「輝く」という意味の「njaro」の組み合わせのため、キリマ・ンジャロという区切りになる。「“ん”からなんてそんな区切りアリなんか……」と驚きを隠せない人が多いようです。
さらに日本語でも、「登竜門」は「竜門」という中国黄河の急流が由来のため、「登・竜門」と区切るのが正解。「綺羅星のごとく」は「綺羅・星のごとく」と区切る
耳の中にある「三半規管」は、3つの「半規管」の総称なので「三・半規管」が正しい区切り方になる。
人名で意外と間違いやすいのが「清少納言」。こちらは「清原」という姓と「少納言」という官職名からとったペンネームなので、「清・少納言」が正しい区切り。
さらに、日本では「アウン・サン・スーチー」として知られるミャンマーの民主化運動指導者だが、ミャンマーには姓名の区別がないため、「アウンサンスーチー」と区切らないのが正しい読み方なんだそうです。
かつてのハワイ王国・国王「カメハメハ大王」は、「カ・メハメハ」
「ニュートリノ」は、neutral-inoが短縮して neutrinoになったようで、すなわち「ニュートラル=電気を帯びていない」「イノ=(イタリア語で)小さい」 という意味の名前を持った、素粒子のひとつで、したがって「ニュート・リノ」と区切る。
←「トリケラトプス」は恐竜ですね。「tri(3)+cerat(角)+ops(顔)」から「3本の角を持つ顔」を意味しており 「トリ・ケラト・プス」
「プリマドンナ」は、オペラの主役となる女性歌手を言うが。「プリマ・ドンナ」(イタリア語: Prima donna)である。
「ニュージーランド」は英語で書くと「New Zealand」ですから、ニュージー・ランドではありません。新しいジーランドですから、ただの「ジーランド」という場所があります。オランダのゼーラント州(Zeeland)にちなんでいるそうです。オランダ東インド会社に勤めていたエイベル・タズマンが1642年に発見しました。アメリカ大陸もそうですが、原住民が暮らしているのに「発見」というのはどうも違和感があります。ちなみに日本人のなかには、ニュー・ジーランドじゃなくて、ニュージー・ランドだと思っている人がけっこう多いみたいです。これはきっとニュージーランドを略するときに「NZ」や「ニュージー」と略されるからですね。
「アカペラ」は「ア・カペラ」です。(イタリア語 a cappella)は、簡素化された教会音楽のことで、そこから転じて、教会音楽に限らず声楽だけで合唱・重唱を行うことになり、一般的に「伴奏なしで歌う」ことを指すようになった。
都市名では「クアラルンプール」が「クアラ・ルンプール」、「ウラジオストク」⇒「ウラジ・オストク」、西インド諸島の「プエルトリコ」は「プエルト・リコ」。
調べれば、まだあると思います。