おならというのは、臭うときと臭わないときがありますね。何故なんだろう?と思って調べてみました。
おならは、豆類やイモ類などが消化された時にできる炭酸ガス・メタンガスの発酵型と、肉や卵などの蛋白質・脂肪類が消化された時にできる腐敗型ガスの2種類に分けることができるそうです。
臭いおならの原因物質は、腐敗型のインドール、スカトール、アンモニア、硫化水素などが強い臭いを発生させるという。
他の原因では、腸内の悪玉菌が増えすぎているとき、胃腸の働きが悪い時、ストレスが多い時、硫黄分の多いもの(玉ねぎやにんにく)を食べた時もおならの臭いは強くなるんだそうです。
現代人は、肉が多い。ですから腐敗型のガスを作りやすいのでしょう。昔の日本人は肉よりも魚中心の食生活で、野菜もたくさん摂っていたので、あまりおならが臭くなかったと思われます。
臭いおならの原因物質は、腐敗型のインドール、スカトール、アンモニア、硫化水素などが強い臭いを発生させるという。
他の原因では、腸内の悪玉菌が増えすぎているとき、胃腸の働きが悪い時、ストレスが多い時、硫黄分の多いもの(玉ねぎやにんにく)を食べた時もおならの臭いは強くなるんだそうです。
現代人は、肉が多い。ですから腐敗型のガスを作りやすいのでしょう。昔の日本人は肉よりも魚中心の食生活で、野菜もたくさん摂っていたので、あまりおならが臭くなかったと思われます。
おならの音は、せまい肛門を気体が通る時に、肛門がふるえて出ます。音のしないおなら(いわゆるスカシッペですか)は、気体の量は少ないが、ガスの密度が高く、臭いですね。これは肉類などを中心に食べたときに出やすく、炭酸ガス・メタンガスはさほど発生しないかわりに、強烈な臭いの元になるアンモニア・インドールが発生するのです。ですから(中高年者にとって)臭いおならが出たら要注意です。健康のために、肉を控える食生活にしなければなりません。
それから食事の後の急激な運動のときに腹痛が起こりますね。腸や胃といった消化器官の働きと何か関係がありそうですが、これはおならが源因なんだそうです。おならは普段、腸内のあらゆるところに点在して存在します。ひとかたまりとしてポツポツとあるわけではないのですが、運動を行うことによって、徐々に腸の上のほうへ移動し始めます。おならは気体で、腸内の内容物よりも軽いので(運動などによる)微振動で徐々に上へ移動、集まり始めます。集まったおならは腸の曲がっている場所で留まりますが、そのとき大量の塊となったおならは腸を押し広げてしまい、痛みを感じてしまうのだそうです。
たやすい"ことを「屁の河童」といいます。語源は、「木っ端の火」なんだそうです。七輪で火をおこすとき、火種に木屑を入れ、燃え上がったところへ炭を入れる。この木っ端は、ぱっと燃え上がるが、すぐ燃え尽きてしまうので、手早くしなければ間に合わない。そこで江戸時代、"はかないもの"を「木っ端の火」と言った。江戸っ子の洒落で「河童の屁」と言うようになった。それがひっくり返って「屁の河童」となり、"たやすく出来る"の意味に使われるようになったという。
以下お笑いです。
「どうしてイモを食べるとおならが出るの?」と子供に尋ねられたら、「イモはね、繊維食品でね・・・・」、なんて小難しいことは言わない。以下のように答えてください。
「それはね、イモとおならは姉妹だからだよ。イモがお姉さんで、おならはイモオト(音)よ」
古典落語に「転失気(てんしき)」という噺があります。
(知ったかぶりの)和尚さん、奥から三つ重ねのさかずきを持参して「これがこの寺のてんしきです」と自慢する。医者はおどろき「医学ではおならのことを転失気と言いますが、お寺では「さかずき」を、てんしきというのはどういうわけで?」と聞く。
和尚さんあわてて「どちらもやりすぎるとブゥブゥいいますからな」というのがサゲです。この噺は、知らないのに知ったかぶりすると恥をかく、という意味がこめられています。
和尚さんあわてて「どちらもやりすぎるとブゥブゥいいますからな」というのがサゲです。この噺は、知らないのに知ったかぶりすると恥をかく、という意味がこめられています。
おならに関する小噺をふたつ。
浅草の観音様に泥棒が入りました。賽銭箱を風呂敷でくるみますと、これをしょいまして、野郎、裏から逃げればいいものを、表から堂々と逃げようとしまして…。
ところが、表には門番の仁王様がいらっしゃいますから、逃がすわけはございません。
「この野郎ふてェ野郎だ!」なんてんで、泥棒の襟首をつかまえまして、目よりも高く吊り上げると、そのまま地面へ叩きつけまして…、泥棒が四つんばいになると、上から、あの、何文あるか分からない大きな足で、ぐぐぐっと、踏みつけます。
するってェと、かの泥棒、下腹へ力を入れて力みましたから…たまりません。大きな"おなら"を「ブゥ~ッ!」。
ところが、表には門番の仁王様がいらっしゃいますから、逃がすわけはございません。
「この野郎ふてェ野郎だ!」なんてんで、泥棒の襟首をつかまえまして、目よりも高く吊り上げると、そのまま地面へ叩きつけまして…、泥棒が四つんばいになると、上から、あの、何文あるか分からない大きな足で、ぐぐぐっと、踏みつけます。
するってェと、かの泥棒、下腹へ力を入れて力みましたから…たまりません。大きな"おなら"を「ブゥ~ッ!」。
仁王様「む、むむむむ、臭せェ~もの…」(曲ェ者~)
泥棒 「ハ~ア~、臭うかあ~」(仁王かぁ~)
泥棒 「ハ~ア~、臭うかあ~」(仁王かぁ~)
混んでいる電車で、つり革をつかんで立っていたOLが「プッ」とおならをもらしてしまった。周囲の客の視線が彼女に集まる。これはいけない、と機転を利かした彼女。目の前に座っている老人にすかさず「お爺さん、お腹の具合が悪いのですか?」とたずねた。すると、老人はキョトンとして、
「わしの腹調子が悪いと、姉さんが屁こくんかいな?」
長谷川町子の「意地悪婆さん」で、婆さんが電車内でおならをして、隣の人に「私のせいでいいんですよ」と語りかけるシーンがいつまでも記憶に残っています。些細なことを「屁の如き」とは言いますが、人の屁まで自分のせいにされるのはたまりませんね。