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Channel: 勢蔵の世界
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 月の石

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    月の石
昭和45年の314日、大阪で日本万国博覧会が開幕しました。「人類の進歩と調和」をテーマとする大阪万博は、あまりの混雑に「人類の辛抱と長蛇」と揶揄された。予想を超える延べ6421万人の入場者を数え、この記録は上海万博(7306万人)に抜かれるまでは、万博史上最多であった。私も大阪万博へ行きました。高校3年生の夏休みでした。それはもう大変な賑わいでした。
 
きらびやかなユニフォームを着て来場者に応対するコンパニオンは、パビリオンの華です。ノリコさんはこのとき20歳で、ある企業のパビリオンでコンパニオンをしていました。万博が開幕すると、連日、予想を超えた人また人の波。ノリコさんは朝から晩まで休む間もなく仕事に追われました。空き時間に、万博を楽しみたい。とくにアメリカ館で公開されているアポロ宇宙船が持ち帰った「月の石」を見てみたい??そう考えていた彼女ですが、結局、一度もその機会はなかったのです。1館でも多く廻りたい私は、入館するに行列しなければならないアメリカ館は訪れませんでした。
ある日、彼女は会場内に落ちている財布を拾い、本部に届けたところ、翌日、その落とし主がノリコさんを訪ねてきました。アメリカからの観光客だという男性は、
 「この万博で一番感動したのは、あなたのような正直で誠実な人がいる日本という国です」
 とお礼を言い、謝礼を受け取ってほしいと申し出ます。それを頑なに断る彼女に、「せめて記念に」と男性が取り出したのは、小さな小さなガラスのカプセル。中には黒ずんだ石の破片みたいなものが入っています。いぶかしげな顔をするノリコさんに、男性はいたずらっぽくウィンクしながらこう言いました。
 「これは、じつは月の石なのです」
あれから47年になります。ノリコさんは、そのカプセルの中身が本当に月の石なのか、今もわかりません。でもこれは、無我夢中で仕事をして万博を楽しめなかった自分に、神様がくれた夢のかけらなのだ、と思っているそうです。                                                以上 参考「FMFUKUOKA
 
以上で終われば、「ちょっといい話」なのですが、興醒めの話に入る。プレゼントされたカプセルの石の破片を「月の石」というのは、おそらくジョークでしょうね。
月面は、ゴツゴツした岩が剥き出しの世界とのイメージですが、実は月は全面が「砂の世界」なんだそうです。月は誕生以来45億年もの長い間の太陽風や宇宙線、昼と夜とのプラス125度からマイナス240度にもなる温度変化で岩石(があっても)劣化が極限まで進み、今では月面全体が砂粒のレゴリス(regolith)に一面覆われていて、深い場所では数十メートルにもおよぶという。
日本に寄贈されたアポロの『月の石』を調べた大槻義彦氏は『地球の石と同じであった』(少しも違いが無い)との事実を語って世間から袋叩きにあっている。アポロ計画で最も有名なのは月面着陸したアポロ11号ですが、本当は月には着陸していないと唱える人も多い。
アポロによる月面着陸と石の採取は、学術研究の偽装などではなく、アメリカでなくとも何処の国でも戦時中なら普通に必ず行われる種類の戦争プロパガンダであったという。ニクソン大統領としては、戦時大統領としては不名誉なベトナム戦争での『負け戦』の米軍撤兵中の目くらましで、アメリカ人を喜ばす為の打ち上げ花火としてアポロ計画は利用された。そのために何十年間もの長い間、世界中を騙し続けることになった。それが本当ならばニクソン大統領は稀代の策士として『してやったり』と墓の下で腹を抱えて大笑いしているでしょう。万博のアメリカ館で、月の石を拝んだ人(今では年配者になりました)は、未だに騙され続けていることになる。
・・・とまあ、これは月面着陸を信じない人の主張なんですがね。事実ならば以来、月の開発がまったく進むことがないのは、どうしたわけなんでしょう。

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